ジャパネットの炊飯器

RZ-TS105MとRZ-X100DMを比較!ジャパネットの炊飯器「日立 ふっくら御膳」と市販標準モデルの違いを調べました

2022年1月19日

ジャパネットファン 炊飯器 イラスト5

ジャパネットで買える「日立 ふっくら御膳 RZ-TS105M」と市販品の標準モデル「RZ-X100DM」の違いを調べました。

どちらも圧力&スチームIHタイプです。ジャパネットモデルは上位機種と同じ内釜を採用しています(大火力沸騰鉄釜)

※その他の商品は「ジャパネットの炊飯器」の記事一覧をご覧ください。

ジャパネットの炊飯器を買って使ってみた本音のレビューを書きました。ぜひ参考にしてください。

ジャパネットモデル(RZ-TS105M)と市販モデル(RZ-X100DM)の違いを比較しました

圧力&スチーム搭載の標準モデル「日立 RZ-X100DM」は2020年9月発売の市販品です。

現行品の日立製炊飯器の中で最もRZ-TS105Mに似ている商品です。違いが気になりますよね!

基本的な性能の違い

ジャパネットモデル(RZ-TS105M)と市販モデル(RZ-X100DM)の基本的な性能の違いを比較しました。

主な違いは「発売日、本体カラー、内釜、水位線」です。

本体カラーはRZ-TS105Mの方が豊富です(レッド、ブラック、ホワイトの3種類)

最大の違いは内釜です。

RZ-TS105Mは上位機種と同じ「大火力沸騰鉄釜(だいかりょくふっとうてつがま)」を採用しています。

日立の炊飯器で、この内釜を採用している商品だけが「ふっくら御膳」と名乗っています。

高級炊飯器であることの証明というわけですね!

RZ-TS105Mの内釜にある水位目盛は4箇所です(RZ-X100DMは3箇所)

ただしRZ-TS105Mは「おこのみ水位線」を採用していません。

旧型(RZ-TS104M)の内釜にあった「やわらかめ」「かため」の水位目盛が無くなっていました。

水加減で好みの硬さにできる機能だったのですが、水を入れすぎると吹きこぼれることがあったため、安全を考慮して廃止したのかもしれません。

基本的な性能RZ-TS105MRZ-X100DM
発売日2022年1月20日2020年9月
本体カラールビーレッド(R)
シャイニーブラック(K)
シャイニーホワイト(NW)
パールホワイト(W)
タイプ圧力&スチームIHタイプ ふっくら御膳圧力&スチームIHタイプ
炊飯容量1.0L(5.5合)
0.09~1.0L
1.0L(5.5合)
0.09~1.0L
圧力最高1.3気圧最高1.3気圧
水温炊飯制御
スチーム○(有り)○(有り)
全周断熱構造○(有り)○(有り)
側面ヒーター不明35W
内釜大火力沸騰鉄釜(だいかりょくふっとうてつがま)黒厚鉄釜(くろあつてつがま)
内釜での洗米○(可能)○(可能)
内面フッ素加工の保証期間6年保証6年保証
水位線おこのみ水位線
蒸気の排出方法蒸気セーブ蒸気セーブ

操作部の違い

ジャパネットモデル(RZ-TS105M)と市販モデル(RZ-X100DM)の操作部の違いを比較しました。

主な違いは「お米の種類ボタン、コース選択ボタン、少量ボタン、炊飯/再加熱ボタン、予約ボタン、保温ボタン、時刻設定ボタン」です。

RZ-TS105Mの操作部は以下となっています(左側から反時計回り)

  • お米の種類
  • コース選択
  • 少量(2合まで)
  • 切/とりけし
  • 炊飯/再加熱
  • 予約
  • 保温
  • 時刻設定

RZ-X100DMの操作部は以下となっています(左側から反時計回り)

  • お米※
  • コース※
  • 少量※
  • 切/とりけし
  • 予約
  • 炊飯/再加熱
  • スチーム保温※
  • 選択/時刻※

※は名前が異なるボタンです(名前は違いますが機能は同じです)

最大の違いは炊飯/再加熱ボタンと予約ボタンの位置です。

RZ-TS105Mは炊飯/再加熱ボタンを中央、予約ボタンを右側に配置しています。

わざわざ変更した理由は不明ですが、他社の炊飯器から買い替えたときに戸惑わないよう改良されたのかもしれませんね。

また左利きの方でも使いやすいようにユニバーサルデザインも考慮されていると思います。

ちなみに炊飯ボタンが中央にあるのは象印、タイガー魔法瓶の高級炊飯器です(安価な製品は右側が多い)

パナソニック、日立、東芝、三菱電機、アイリスオーヤマの炊飯器は炊飯ボタンが右側にあるようです。

炊飯コースの違い

ジャパネットモデル(RZ-TS105M)と市販モデル(RZ-X100DM)の炊飯コースの違いを比較しました。

主な違いは「炊飯できる米、極上コース、お赤飯コース、調理コース」です。

RZ-TS105Mの炊飯できる米には「発芽玄米」が含まれています。

最初からお米の選択に含まれていると簡単で便利ですね。

しかし前モデル(RZ-TS104M)にあった「極上コース」がRZ-TS105Mでは無くなっています。

  • RZ-TS105Mの炊飯コース:ふつう・しゃっきり・もちもち
  • RZ-X100DMの炊飯コース:極上ふつう・極上しゃっきり・極上もちもち

詳しく調べてみたところ、仕上がりの内容、炊飯時間の目安などは同じでした。

あくまで私の推測ですが「極上」の名前を使わなくなっただけで内容は同じだと思います。

「お赤飯コース」もRZ-TS105Mだけの特長です。

とはいえRZ-X100DMにも「おこわコース」があり内容はほとんど同じです(炊飯できる量は1~4カップ。炊飯時間の目安は40~60分)

商品説明では「お赤飯コース」を「ジャパネットオリジナル機能」として宣伝していますが、そこまでの機能では無いと思いました…。

一方「調理コース」はRZ-X100DMだけの機能です。

炊飯器で温泉卵やケーキを作りたい人は重宝すると思いますよ。

炊飯コースRZ-TS105MRZ-X100DM
出荷時設定コースエコ炊飯エコ炊飯
炊飯できる米白米/無洗米/雑穀米/発芽玄米/玄米/麦ごはん白米/無洗米/雑穀米/玄米/麦ごはん
極上コース(しゃっきり/ふつう/もちもち)白米/無洗米
極上コース(すしめし)
少量炊飯0.5~2合0.5~2合
快速○(有り)○(有り)
炊込み/おこげ/おかゆ/おこわ炊込み/おかゆ/お赤飯炊込み/おかゆ/おこわ
調理コース温泉卵/ケーキ
予約炊飯2メモリー2メモリー

保温の違い

ジャパネットモデル(RZ-TS105M)と市販モデル(RZ-X100DM)の保温の違いを比較しました。

保温について調べると、それぞれの操作部のボタン名が異なっていました。

RZ-TS105Mは「保温ボタン」。RZ-X100DMは「スチーム保温ボタン」です。

しかし役割としては、どちらも保温のスタートや「保温低」「保温高」の選択です。

保温時間は「保温低」が24時間以内、「保温高」が12時間以内で共通していました。

説明書に書いてある内容も同じであることから、ボタンの名前が違うだけだと思われます。

保温RZ-TS105MRZ-X100DM
保温時間(「保温低」設定時)スチーム24時間スチーム24時間
再加熱予約

お手入れ/使いやすさの違い

ジャパネットモデル(RZ-TS105M)と市販モデル(RZ-X100DM)のお手入れ/使いやすさの違いを比較しました。

両方とも同じ仕様で違いは見られませんでした。

操作部の液晶もバックライト無しのグレー液晶で共通しています。

お手入れ/使いやすさRZ-TS105MRZ-X100DM
洗浄部品点数4点4点
凹凸が少ないフレーム
汚れが落ちやすいコーティング(抗菌)
抗菌
操作部液晶グレー液晶(バックライト無し)グレー液晶(バックライト無し)

付属品/寸法・質量/設置などの違い

ジャパネットモデル(RZ-TS105M)と市販モデル(RZ-X100DM)の付属品/寸法・質量/設置などの違いを比較しました。

主な違いは「白米炊飯時の消費電力量」です。

RZ-TS105Mは炊飯時の消費電力量が少し抑えられていますね(エコ炊飯は162Wh/回)

外形寸法、質量、消費電力などは共通しているので、内釜の違いが影響しているのかもしれません。

付属品/寸法・質量/設置などRZ-TS105MRZ-X100DM
付属品コンパクトしゃもじ(自立式)、計量カップコンパクトしゃもじ(自立式)、計量カップ
消費電力:炊飯(W)1,4001,400
白米炊飯時消費電力量(Wh/回)最小エコ炊飯 162エコ炊飯 165
白米炊飯時消費電力量(Wh/回)最大不明極上もちもち 183
外形寸法:幅×奥行×高さ(cm)23.8×35.3×22.523.8×35.3×22.5
ふたを開いたときの高さ(cm)不明41.6
質量(約)(kg)5.45.4

省エネ法関連の仕様の違い

ジャパネットモデル(RZ-TS105M)と市販モデル(RZ-X100DM)の省エネ法関連の仕様の違いを比較しました。

主な違いは「年間消費電力量、炊飯時消費電力量、保温時消費電力量」です。

1kWhあたり27円で計算した場合、RZ-TS105Mの年間電気代は2246.4円。RZ-X100DMの年間電気代は2236.68円となります。

1年間で約9.7円の差ですから誤差の範囲ですね笑

ただし保温時の消費電力量はRZ-X100DMの方が少なく抑えられています。

またRZ-TS105Mの省エネ基準達成率は情報を見つけられませんでした(メーカーサイトにも記載なし)

省エネ法関連の仕様一覧RZ-TS105MRZ-X100DM
区分名BB
省エネ基準達成率 %不明101
年間消費電力量 kWh/年83.282.84
最大炊飯容量 L1.01.0
炊飯時消費電力量(1回当たり) Wh162165
保温時消費電力量(1時間当たり) Wh15.614.8

価格の違い(2023年12月23日現在)

ジャパネットモデル(RZ-TS105M)と市販モデル(RZ-X100DM)の価格の違いを比較しました。

RZ-TS105Mのジャパネット価格は以下となっています。

※下取り後価格は2023年12月27日まで。

  • 下取りなしセット価格:税込56,980円(送料990円)
  • 下取り後価格:税込27,980円(送料990円、下取品回収料金900円)

RZ-X100DMの市場価格は「価格.com」で調査しました。

40店舗の価格帯は税込22,943円~税込30,580円でした。

直近3ヶ月の平均価格は27,000円前後のようですね。

まとめ(ワンランク上の内釜でオマケ付きのRZ-TS105Mがおすすめ!)

最後にジャパネットモデル(RZ-TS105M)と市販モデル(RZ-X100DM)の違いを調べた感想をまとめますね。

結論から書くとジャパネットモデルのRZ-TS105Mがおすすめです!!

炊飯器の重要ポイントは「内釜」と「加熱方法」です。

RZ-TS105Mは上位機種と同じ「大火力沸騰鉄釜」を採用しており高火力を実現しています。

しかも鉄とアルミを合わせて作られていますからRZ-X100DMの「黒厚鉄釜」より軽く使いやすいですよ。

さらにオマケでマルチパン3点セットまで付いてくるのでお得感があります(不要な場合は誰かにプレゼントすると良いでしょう)

ただし下取り用の古い炊飯器を持っていない人はRZ-X100DMの方が安く買えますよ。

値段が安い炊飯器が欲しい人はRZ-X100DMも検討してみてくださいね。

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