ジャパネットで買える「日立 ヘルシーシェフ MRO-JT231」と市販品の「MRO-F6Y」を比較しました。
MRO-JT231は過熱水蒸気オーブンレンジ、MRO-F6Yは一般的なオーブンレンジです。ただしメニューとお手入れ機能はMRO-F6Yが優れています。
※その他の商品は「ジャパネットの電子レンジ・オーブンレンジ」の記事一覧をご覧ください。
目次
ジャパネットモデル(MRO-JT231)と市販モデル(MRO-F6Y)の違いを比較しました
ジャパネットモデル(MRO-JT231)と市販モデル(MRO-F6Y)の違いを比較しました。
「日立 オーブンレンジ MRO-F6Y」は2020年8月22日に発売された商品です。
一般的なオーブンレンジですから過熱水蒸気による調理機能はありません。
しかしその他のスペックはジャパネットモデルのMRO-JT231によく似ています。
それぞれの違いがとても気になったので詳しく調べてみましたよ!
日立|HITACHI オーブンレンジ ホワイト MRO-F6Y-W [22L]
基本的な性能の違い
MRO-JT231とMRO-F6Yの基本的な性能の違いを比較しました。
主な違いは「タイプ、本体カラー」です。
MRO-JT231は過熱水蒸気オーブンレンジ。MRO-F6Yはオーブンレンジです。
ジャパネットモデルのほうが調理方法が豊富というわけですね。
本体カラーはMRO-JT231がレッドとホワイトの2種類。MRO-F6Yはホワイトのみとなっています。
庫内の容量・形状・センサーのタイプは共通で違いはありません。
基本的な性能 | MRO-JT231 | MRO-F6Y |
---|---|---|
タイプ | 過熱水蒸気オーブンレンジ | オーブンレンジ |
本体カラー | レッド(R)、ホワイト(W) | ホワイト(W) |
総庫内容量・庫内形状 | 22L・フラット庫内 | 22L・フラット庫内 |
センサー種類 | 温度センサー | 温度センサー |
加熱方式の違い
MRO-JT231とMRO-F6Yの加熱方式の違いを比較しました。
主な違いは「ヒーター、スチーム、過熱水蒸気」です。
レンジの出力、最高温度、段数、方式などは共通ですね。
ただし庫内の天井にあるヒーターの種類が異なっています。
MRO-JT231は天井が「管ヒーター」です。蛍光灯のようなガラス管が剥き出しになっているタイプですね。
天井からガラス管が出っ張っているため、拭き掃除しにくく食器をぶつけて破損する可能性もあります。
一方でMRO-F6Yは上下とも「平面ヒーター」を採用しています。
天井の内部にヒーターを搭載しているため、上下ともフラットで拭き掃除しやすいですよ。
スチームはMRO-JT231が「給水タンク式」、MRO-F6Yが「簡易スチーム式」となっています。
給水タンク式はスチーム機能を使うときにタンクに水を入れて本体にセットします。
冷凍ご飯や中華まんもふっくらしっとり温められますよ。
さらに過熱水蒸気調理にも対応しているのでノンフライ・油を使わないいため物も作れます。
簡易スチーム式はテーブルプレートに水を入れてオートで温められる機能です。
説明書によると簡易スチーム式に対応しているメニューは「茶わん蒸し」だけみたいですね。
しかもテーブルプレートにキッチンペーパーを敷いて水を注ぐという手順ですから「できなくもない」といった感じです。
加熱方式 | MRO-JT231 | MRO-F6Y |
---|---|---|
レンジ 最高出力 | 1,000W(自動:最大3分間) | 1,000W(自動:最大3分間) |
オーブン | 最高温度(自動):250℃ 段数:1段 方式:ヒーター式 ヒーター:(上)管ヒーター、(下)平面ヒーター | 最高温度(自動):250℃ 段数:1段 方式:ヒーター式 ヒーター:上下平面ヒーター |
グリル | (上)管ヒーターグリル、(下)平面ヒーターグリル | 上下平面ヒーターグリル |
スチーム | 給水タンク式 | 簡易スチーム式 |
過熱水蒸気 | ボイラー式 | - |
メニューの違い
MRO-JT231とMRO-F6Yのメニューの違いを比較しました。
主な違いは「レシピ数、オートメニュー数、スピードメニュー(10分メニュー)、ノンフライ、少人数メニュー」です。
意外にもメニューに関してはMRO-F6Yが充実していました。
レンジ・グリル・オーブンで調理するならMRO-F6Yのほうが良いのかもしれません。
ただし過熱水蒸気調理の機能はありませんのでご注意ください。
ジャパネットのMRO-JT231はよく使うメニューに絞り込んでいる印象でした。
メニュー | MRO-JT231 | MRO-F6Y |
---|---|---|
レシピ数 | 69 | 106 |
オートメニュー数 | 30 | 75 |
野菜シャキシャキメニュー | - | - |
クックパッド殿堂入りレシピ | - | - |
食品メーカーコラボレシピ | - | - |
簡単プラボウルメニュー | - | - |
スピードメニュー(10分メニュー) | 6 | 16 |
最短1分スピードメニュー | - | - |
ノンフライ | 6 | 12 |
少人数メニュー | - | 55 |
セットメニュー | - | - |
使いやすさの違い
MRO-JT231とMRO-F6Yの使いやすさの違いを比較しました。
使いやすさに関しては全く同じで違いは見られませんでした。
ちなみにオーブンレンジのトースト機能は期待しないほうがいいですよ。
MRO-JT231の場合、トースト1枚だと約8分、2枚だと約9分かかります。
しかも焼いている途中でアラームが鳴ったらドアを開けて食パンを裏返す必要があります。
とりあえず「焼けなくもない」といった感じの簡易的な機能です。
時間と手間がかかるし、しかもおいしくないです笑
おいしいトーストを食べたいなら専用のトースターを別に用意したほうがいいですね。
使いやすさ | MRO-JT231 | MRO-F6Y |
---|---|---|
2品同時あたため | - | - |
トースト(1~2枚) | (オート:途中で裏返し)約8~9分 | (オート:途中で裏返し)約8~9分 |
庫内の見やすさ | 白熱球庫内灯×1灯 | 白熱球庫内灯×1灯 |
表示部 | 液晶(バックライトなし) | 液晶(バックライトなし) |
簡単操作 | - | - |
スマートフォン連携 | - | - |
お手入れの違い
MRO-JT231とMRO-F6Yのお手入れの違いを比較しました。
主な違いは「庫内底面、庫内側面、庫内背面、庫内天面、コース」です。
お手入れに関してはMRO-F6Yが圧倒的に優れています。
MRO-F6Yの庫内底面は汚れても外して洗える「外して丸洗いテーブルプレート」です。
あたためとオーブン調理に使えるため、オーブン調理用の専用皿が必要ありません。
さらにテーブルプレートを庫内から外しておく必要がないので、置き場所に困りません。
庫内の側面と背面には汚れが落としやすいシリコン系塗装を採用。天面もフラットなので掃除がしやすいですよ。
一方、ジャパネットのMRO-JT231はオーブン調理のときに付属品の「黒皿」をセットする必要があるので面倒ですね。
お手入れ機能は、スチームを発生させて加熱室内の汚れを拭き取りやすくする「清掃」を搭載しています。
お手入れ | MRO-JT231 | MRO-F6Y |
---|---|---|
庫内底面 | 拭きやすいフラット庫内 | 外して丸洗いテーブルプレート |
庫内側面・背面・天面 | - | 汚れを落としやすい庫内側面・背面、お手入れしやすい平面グリルヒーター |
コース | 清掃・脱臭・水抜き | 脱臭 |
付属品/寸法・質量/設置の違い
MRO-JT231とMRO-F6Yの付属品/寸法・質量/設置の違いを比較しました。
主な違いは「付属品、脚間寸法、設置スペース、庫内有効寸法、質量」です。
付属品はMRO-JT231が「黒皿」、MRO-F6Yが「外して丸洗いテーブルプレート」です。
前の項目でも書いたようにMRO-F6Yの外して丸洗いテーブルプレートは、オーブン兼用ですから常にセットしたままで使えますよ。
設置スペースに関してはMRO-JT231のほうが優れていますね。
右・背面を壁にピッタリくっつけて設置できるので、狭い場所にも置きやすくなっています。
ちなみに本体外形寸法は全く同じです。
私の想像ですが、おそらくジャパネットのMRO-JT231はMRO-F6Yをベースに開発された製品だと思います。
付属品/寸法・質量/設置 | MRO-JT231 | MRO-F6Y |
---|---|---|
付属品 | 黒皿 310×310 1枚 | 外して丸洗いテーブルプレート(オーブン兼用) 306×311mm 1枚 |
本体外形寸法(ハンドル含む) | 幅483×奥行388(433)×高さ340mm | 幅483×奥行388(433)×高さ340mm |
脚間寸法 | 幅:ドア側32.6cm、背面側38cm 奥行き:24.6cm | 幅:ドア側40.8cm、背面側37.3cm 奥行き:25cm |
設置(設置時に確保する放熱スペース) | 右・背面 壁ピッタリ 左4cm以上・上方10cm以上 | 背面 壁ピッタリ 左右4.5cm・上方10cm以上 |
庫内有効寸法(幅×奥行×高さ) | 幅295×奥行316×高さ220mm | 幅295×奥行323×高さ213mm |
質量 | 約13.5kg | 約12.7kg |
基本・仕様・性能の違い
MRO-JT231とMRO-F6Yの基本・仕様・性能の違いを比較しました。
主な違いは「年間消費電力量」です。
MRO-JT231は73.4kWh、MRO-F6Yは70.4kWhとなっています。
1kWhあたり税込27円として計算した場合、それぞれの年間電気代はMRO-JT231が1981.8円、MRO-F6Yが1900.8円です。
1年間使い続けると約81円の差が出てくるというわけですね。
その他の基本・仕様・性能は共通で違いは見られませんでした。
基本・仕様・性能 | MRO-JT231 | MRO-F6Y |
---|---|---|
電源 | AC100V(50-60Hz) | AC100V(50-60Hz) |
オーブン | 出力:1,300W 消費電力:1,340W 温度調節:100~210℃、250℃、発酵(30・35・40・45℃) | 出力:1,300W 消費電力:1,340W 温度調節:100~210℃、250℃、発酵(30・35・40・45℃) |
グリル | 出力:1,300W 消費電力:1,340W | 出力:1,300W 消費電力:1,340W |
レンジ | 手動出力:800W、600W、500W、200W相当、100W相当 消費電力(最高):1,450W | 手動出力:800W、600W、500W、200W相当、100W相当 消費電力(最高):1,450W |
年間消費電力量 | 73.4kWh/年 | 70.4kWh/年 |
価格の違い(2022年3月30日現在)
MRO-JT231とMRO-F6Yの価格の違いを比較しました。
MRO-JT231のジャパネット価格は以下となっています。
- 下取りなし価格:税込44,980円(送料990円)
- 下取り後価格:税込29,980円(送料990円、下取手数料550円)
※下取り後価格は2022年4月9日まで。
MRO-F6Yの相場は「価格.com」で調査しました。
31店舗の価格帯は税込27,530円~税込32,780円でした。
家電量販店の平均価格は30,000円前後のようですね。