こんにちは、ジャパネットファンのJAPAOです。
今回は「PV-BHL4000J 日立 高級クリーナー ラクかるパワーブーストサイクロン」の長所と短所を紹介します。
ジャパネットオリジナルモデル。2023年9月発売。新機能の自動モードや延長パイプのLEDなどについて率直な意見を書きました。
実際に商品を買って使ってみた上での「良い点」と「悪い点」ですから参考になると思いますよ!
こちらのレビューには写真をたくさん載せています。ぜひ読んでみてくださいね!
目次
PV-BHL4000J 日立 高級クリーナー ラクかるパワーブーストサイクロンの長所・メリット
「PV-BHL4000J 日立 高級クリーナー ラクかるパワーブーストサイクロン」の長所・メリットを紹介します。
とても軽い
PV-BHL4000Jはとても軽い掃除機です。
スティック状態だと1.3kg、ハンディ状態だと800gしかありません。さすがに指1本で持つのは無理がありますけどね笑
日立クリーナーの市販品には1kg以下の超軽量タイプ(PV-BS1L)もあります。
しかし軽すぎると安定感がなくヘッドがふらつく気がするので、私は1.5kg以下であれば十分だと思っています。
自走式ヘッド
PV-BHL4000Jは自走式ヘッドを採用しています。
自走式ヘッドとはブラシの回転でヘッドが少しずつ前に進む機能です。
この機能があると、じゅうたんやカーペットなどでも軽い操作で掃除できますよ。
国内の家電メーカーの掃除機によく見られます。日本らしい心遣いを感じますね。
ヘッドと延長パイプにLEDライトを内蔵
PV-BHL4000Jはヘッドと延長パイプにLEDライトを内蔵しています。
ヘッドのLEDライトは緑色の「ごみくっきりライト」です。ゴミやホコリを白く浮き上がらせるので見やすく取り残しを防ぎます。
延長パイプのLEDライトは白色ですが、家具のすき間など見えにくい場所の掃除がしやすくなりました。
なお延長パイプの先端にLEDを搭載しているのはジャパネットモデルだけです(日立クリーナーにおいて。2023年7月時点)
ブラシに髪の毛がからまりにくい
PV-BHL4000Jはブラシに髪の毛がからまりにくくなっています。
「からまんブラシ」と呼ばれる先端をループ形状にしたブラシを採用。
すき間にゴミが入りにくい構造なのでブラシに付いた髪の毛を取る手間を抑えられます。
押す時も引く時も吸引
PV-BHL4000Jのヘッドは押す時も引く時もゴミを吸い取ります。
ヘッドの後ろに「シンクロフラップ」と呼ばれる羽根がついており、押す時は閉じて引く時は開きます。
ヘッド内の圧力を調整してヘッドが床に張り付くのを抑える効果があるそうです。
掃除機は前後に動かしながら使うので、後方のゴミを引きずらないで吸引できるのは便利ですね。
床に置いた状態で本体を横に倒せる
PV-BHL4000Jは床に置いた状態で本体を横に倒せます。
ヘッド・延長パイプ・本体が水平に近くなり、高さ10cm以上のすき間に入ります(ペタリンコ構造)
地味な機能ですが、たとえばベッドやソファーの下を掃除するときに重宝します。
ゴミを圧縮して捨てやすい
PV-BHL4000Jはゴミを圧縮して捨てやすい構造になっています。
空気の流れを利用してダストケース下部に集めたゴミを小さく圧縮します(からまんプレス構造)
ゴミを捨てる時はワンボタンで「ポン!」と捨てられるので爽快感がありますよ笑
ダストケース内の内筒フィルターに髪の毛などがからまりにくいのでお手入れも簡単です。
自動モードを新搭載
PV-BHL4000Jは新機能として自動モードを搭載しています。
センサーが床面の種類や状態と、ヘッドの操作のしかたを感知して、自動で「標準」「強」運転に切り替えます。
床に合わせた吸引力を自動で選びながらバッテリー残量の減少を抑えられます。
最適なパワーで長時間使えるように考えられた機能であると言えるでしょう。
充電時間が短い
PV-BHL4000Jは充電時間が約2時間になりました。
前モデル(PV-BHL3000J)は約3.5時間だったので1時間半の短縮となっています。
仕様を調べたところACアダプターの性能が向上したようです。
コードレス掃除機の充電時間は短ければ短いほど便利なので嬉しい進化ですね。
充電スタンドが付属
PV-BHL4000Jには充電スタンドが付属します。
メーカー純正品ではありませんが、しっかりした作りで安定感があります。
付属の2WAYすき間ブラシもセットしておけるので掃除したいときにすぐ使えますよ。
前モデル(PV-BHL3000J)のスタンドは、本体を置いた後に毎回コネクターを差し込む必要がありました。
しかしPV-BHL4000Jのスタンドは収納と同時に充電もできるので便利になっています。
PV-BHL4000J専用の充電スタンドを組み立てて使ってみたレビュー記事です。
PV-BHL4000J 日立 高級クリーナー ラクかるパワーブーストサイクロンの短所・デメリット
「PV-BHL4000J 日立 高級クリーナー ラクかるパワーブーストサイクロン」の短所・デメリットを紹介します。
標準モードの吸引力が弱い
残念ながらPV-BHL4000Jは「標準モード」の吸引力が弱いですね…。
標準だとヘッドに手を当ててみても、あまり吸っている感じがしません。ソファーや布団に張り付いた髪の毛なども取りにくいです。
前モデル(PV-BHL3000J)の口コミで“パワーが弱いから常に「強」で使っている”という意見を読んだことがあります。さもありなん、という気がしました。
ただし日立はパワーヘッドが高性能なので吸引力の弱さをヘッドでカバーしているようです(掃除が終わると想像以上にゴミが取れています)
また自動モードの搭載も、標準モードの吸引力が弱いという不満を解消するための解決策だったのではないでしょうか?
ところで私はダイソンのコードレス掃除機「Dyson Micro 1.5kg HEPA」も持っています笑
日立とくらべてみるとダイソンのほうが圧倒的にパワフルです(その代わり便利機能はありません)
とにかくパワーがあって吸引力が強い掃除機が欲しい人はダイソンをおすすめします。
吸引力が落ちやすい
日立クリーナーの弱点は吸引力が落ちやすいことです。その理由は中途半端なサイクロン機構であると私は思います。
PV-BHL4000Jは、目に見える大きなゴミをダストケース内の遠心分離で除去しています。しかし微細なゴミは内部のクリーンフィルターとスポンジフィルターで除去しています。
掃除機を使い続けるとフィルターが汚れるので空気の流れが悪くなり吸引力が低下します。
フィルターをきれいにすると吸引力は元に戻ります。それゆえ「フィルターお手入れ表示ランプ」が点滅したり、吸込力が弱くなったりした場合は、お手入れをする必要があります。
微細なゴミまでサイクロンで除去するダイソンとくらべるとお手入れの回数が多いので面倒くさがりな人には向いていない掃除機です笑
自動運転の切り替えが微妙
PV-BHL4000Jは床の状態に合わせて吸引力を変更する自動運転モードを搭載しています。
でも実際に使ってみると、標準と強の切り替えがスムーズではない気がしました。
同じような床を掃除していても、予期しないところで強くなったり弱くなったりするので、どうもしっくりしません。
切り替えがワンテンポ遅れるのも気になります。今後の改良を期待したいところですね。
ちなみに他社の類似機能では、センサーを通過するゴミの量を判断して吸引力を強くしたり弱くしたりするのが一般的です。
しかし日立の自動運転モードは、ゴミの量で判断していないようです。
説明書によるとセンサーが運転を切り替える条件は以下となっていました。
- 床面の凹凸や痛み具合
- じゅうたんの毛の向きや倒れ具合
- パワーヘッドの操作速度および方向転換
- パワーヘッドの床面への押し付け具合
ヘッドを見た感じでは、どこにセンサーが入っているのかよくわからないのですが、ハケ、車輪、回転ブラシが摩耗すると正しく感知できないことがあるそうです。
なおパワーヘッドを取り外した状態で「自動」ボタンを押すと「標準」運転になります(自動モードは動作しません)
自動モードなのに充電の減りが早い
これも前の項目と関連しています。
PV-BHL4000Jの自動モードはゴミが少ない場所でも「強」に変わることが多いのでバッテリーが減りやすいです。
私の場合、フローリングの部屋を掃除すると「標準20%、強80%」という感じになります。
強運転をメインに掃除するので、結果として充電の減りが早くなってしまいます。
少しでもバッテリーを長持ちさせるなら自動モードは使わず、手動で標準と強を切り替えたほうが良いでしょう。
これではわざわざ自動モードを搭載した意味がありませんけどね…。
もしも後継モデル(PV-BHL5000J?)が出るのであれば自動モードのチューニングをしてほしいと思いました。
「標準70%、強30%」くらいになると使いやすくなるのではないでしょうか。
運転音がうるさい
PV-BHL4000Jは掃除中の運転音がうるさく感じました。
音の大きさ自体は他社のクリーナーと変わらないと思います。
ただし音質が「キュイーン」と甲高いので気になります。とくに「強」にするとうるさいです。
自動モードの影響で、掃除中に音が大きくなったり小さくなったりすることも気になる理由かもしれません。
延長パイプのLEDライトは白色
PV-BHL4000JのLEDライトはヘッドが緑色、延長パイプが白色です。
緑色のLEDはゴミが浮き上がって見やすいので、どうせなら延長パイプのLEDも緑色だと良かったのですが。
コストの問題もあるのでしょうけれど、後継モデル(PV-BHL5000J?)では緑色LEDに統一してほしいと思いました。
付属品が少ない
PV-BHL4000Jは付属品が少ないです。
最初から本体に取り付けられている「ハンディブラシ」と「2WAYすきまブラシ」しかありません。
しかもハンディブラシは本体をまっすぐ立てないと使えない構造です(本体を少しでも横にするとダストケースが掃除場所に当たってしまいます)
これは不便なので改良してほしいと思いました。
解決策としてアタッチメントを接続できる延長ホースがあったら便利なのではないでしょうか。
またダイソンの「ミニモーターヘッド」のような小型の電動ブラシがあると布団掃除に使えるので良いと思います。
組み立てにコツがいる充電スタンド
PV-BHL4000Jの充電スタンドは使う前に組み立てる必要があります。
作業自体は簡単で誰でもできるのですが、各部品をしっかりと接続しなければなりません。
アルミとスチール製の重い部品ですから怪我をしないように軍手などで手を保護しましょう。
またコネクターを充電ブラケットに奥までしっかり差し込まないと、うまく充電できない原因になります。
完成したらクリーナーをセットして本体の電池表示ランプが点灯するか確認してくださいね。
ランプが点灯しない場合は、コネクターが本体の充電端子に差し込まれていない可能性があります。
私もスタンドを組み立ててみて「これは充電できないというクレームが来そうだな…」と思いました。
ふと思いついたのですが、ACアダプターのコネクターが磁石になっていて、カチャッと取り付けられたら良いのではないでしょうか?
後継モデルのスタンドはワンタッチでコネクターを取り付けられるように改良されるといいですね。