ジャパネットで買える「日立 ふっくら御膳 RZ-TS105M」と市販品の最上位機種「RZ-W100EM」の違いを調べました。
RZ-W100EMは大火力で蒸気カットを搭載。最大40時間保温可能。お手入れも簡単です。その分だけ値段も高いですけどね。
※その他の商品は「ジャパネットの炊飯器」の記事一覧をご覧ください。
目次
ジャパネットモデル(RZ-TS105M)と市販モデル(RZ-W100EM)の違いを比較しました
ジャパネットモデル(RZ-TS105M)と市販モデル(RZ-W100EM)の違いを比較しました。
圧力&スチーム搭載の最高級モデル「日立 ふっくら御膳 RZ-W100EM」は2021年7月発売の市販品です。
いま売っている日立製の炊飯器で一番高い最高級機種です。ジャパネット限定のRZ-TS105Mとの違いが気になりますよね!
日立 HITACHI 炊飯器 圧力&スチーム ふっくら御膳 漆黒 RZ-W100EM-K [5.5合 /圧力IH]
外見の違い
RZ-TS105MとRZ-W100EMの外見の違いを比較しました。
主な違いは「本体の形状、本体カラー、操作部液晶、ボタン配置」となっています。
RZ-TS105Mはフタから操作部が斜めになっており長方形に近いですね。
RZ-W100EMは正方形に近い形でフタの中央に操作部が配置されています。
本体カラーはRZ-TS105Mが3種類(ルビーレッド、シャイニーブラック、シャイニーホワイト)、RZ-W100EMが1種類(漆黒)です。
RZ-TS105Mのルビーレッドは市販品には無い色ですので、赤系統が好きな人におすすめします。
一方、RZ-W100EMの漆黒(しっこく)は刷⽑⽬調で高級感がありますね。
操作部液晶はRZ-TS105Mがグレー液晶(バックライト無し)、RZ-W100EMがホワイトLEDバックライト付き大型液晶です。
当然のことながらバックライト付きの方が明るくて文字が見やすいですよ。
ボタン配置はそれぞれ以下のように異なっています。
- RZ-TS105M(切/とりけし・炊飯/再加熱・予約)
- RZ-W100EM(切/とりけし・予約・炊飯/再加熱)
RZ-TS105Mが「炊飯/再加熱ボタン」を中央に持ってきた理由は不明です。
ジャパネットモデルはユーザーの声を製品開発に反映するので、使いにくいという意見が多かったのかもしれませんね。
基本的な性能の違い
RZ-TS105MとRZ-W100EMの基本的な性能の違いを比較しました。
主な違いは「本体カラー、水温炊飯制御、側面ヒーター、内釜の水位線、蒸気の排出方法」です。
水温炊飯制御はRZ-W100EMの新機能です。
炊飯スタート後の「浸し」の工程で水温に合わせて火加減や浸し時間を自動調節。
季節によって水温が変化しても、お米の芯まで一定の水分を吸水させておいしいごはんに炊き上げます。
今までのようにお米を洗ったあとに浸す必要はありません。洗米後すぐに炊き始められますよ。
RZ-W100EMの側面ヒーターは下位機種より強力な70Wです。より大火力で炊飯できるというわけですね。
内釜の水位線は文字が大きく水加減がしやすい「おこのみ水位線」と「大きな合数文字」となっています。
さらにRZ-W100EMは炊飯中に蒸気がほとんど出ない「蒸気カット」を搭載しています。
高温の蒸気が出ないので、たとえばスライド式の棚にも置けて便利ですよ。
一方でジャパネットモデルのRZ-TS105Mは少量の蒸気が発生する「蒸気セーブ」です。
置き場所という点ではRZ-W100EMより自由度が低いと言わざるを得ません。
基本的な性能 | RZ-TS105M | RZ-W100EM |
---|---|---|
発売日 | 2022年1月20日 | 2021年7月3日 |
本体カラー | ルビーレッド(R) シャイニーブラック(K) シャイニーホワイト(NW) | 漆黒(しっこく)(K) |
タイプ | 圧力&スチームIHタイプ ふっくら御膳 | 圧力&スチームIHタイプ ふっくら御膳 |
炊飯容量 | 1.0L(5.5合) 0.09~1.0L | 1.0L(5.5合) 0.09~1.0L |
圧力 | 最高1.3気圧 | 最高1.3気圧 |
水温炊飯制御 | - | ○(搭載) |
スチーム | ○(搭載) | ○(搭載) |
全周断熱構造 | ○(搭載) | ○(搭載) |
側面ヒーター | 不明 | 70W |
内釜 | 大火力沸騰鉄釜 内釜:軽量約790g 内釜:カーボンフッ素6年保証 | 大火力沸騰鉄釜 内釜:軽量約790g 内釜:カーボンフッ素6年保証 |
内釜での洗米 | ○(可能) | ○(可能) |
水位線 | - | おこのみ水位線と大きな合数文字 |
蒸気カット/蒸気セーブ | 蒸気セーブ | 蒸気カット |
炊飯コースの違い
RZ-TS105MとRZ-W100EMの炊飯コースの違いを比較しました。
主な違いは「極上コース、少量炊飯、炊き込み/おこげ/おかゆ/おこわコース」です。
意外と共通している内容が多く大きな違いは見られませんでした。
RZ-W100EMの極上コースはいろいろなお米を好みの食感に炊き分けられる機能です。
ただしRZ-TS105Mにも炊き分けコースはあるので、実際に食べ比べてみないと極上コースとの違いは何とも言えません。
RZ-W100EMの少量炊飯コースは「少量1合(0.5合~1合)」と「少量2合(1.5合~2合)」を選択できます。
炊き込み/おこげ/おかゆ/おこわコースも選択できる項目が増えていますが、たとえば「おこわ」の内容はRZ-TS105Mの「お赤飯」とほぼ同じですね。
炊飯コース | RZ-TS105M | RZ-W100EM |
---|---|---|
出荷時設定コース | エコ炊飯 | エコ炊飯 |
炊飯できる米 | 白米/無洗米/雑穀米/発芽玄米/玄米/麦ごはん | 白米/無洗米/雑穀米/玄米/発芽玄米/麦ごはん |
極上コース(しゃっきり/ふつう/もちもち) | - | 白米/無洗米/雑穀米/玄米(発芽玄米)/麦ごはん |
極上コース(すしめし) | - | 白米/無洗米 |
少量炊飯 | 0.5~2合 | 0.5~1合または1.5~2合の選択可能 |
快速 | ○(搭載) | ○(搭載) |
炊込み/おこげ/おかゆ/おこわ | 炊込み/おかゆ/お赤飯 | 炊込み/おこげ/おかゆ/おこわ |
調理コース | ー | ー |
予約炊飯 | 2メモリー | 2メモリー |
保温の違い
RZ-TS105MとRZ-W100EMの保温の違いを比較しました。
主な違いは「保温時間、再加熱予約」です。
RZ-W100EMの保温機能はとても充実していますね!
保温時間はRZ-TS105Mより16時間も長い40時間です(保温低の場合)
さらに保温中のごはんを予約した時刻に再加熱する機能も搭載しています。
炊飯器の保温機能をよく使う人はRZ-W100EMを選んだほうが満足度が高いと思います。
保温 | RZ-TS105M | RZ-W100EM |
---|---|---|
保温時間(「保温低」設定時) | スチーム24時間 | スチーム40時間 |
再加熱予約 | ー | ○(搭載) |
お手入れ/使いやすさの違い
RZ-TS105MとRZ-W100EMのお手入れ/使いやすさの違いを比較しました。
主な違いは「洗浄部品数、凹凸が少ないフレーム、汚れが落ちやすいコーティング、抗菌加工、操作部液晶」です。
RZ-W100EMはお手入れや使いやすさも工夫されていますね。
炊飯後に毎回洗う部品の点数は3点に抑えられています。
フレームは凹凸が少なく設計されていて汚れが落ちやすい抗菌コーティングが施されています。
さらにフタの操作部やフックボタンにも抗菌加工がされています。
お手入れ/使いやすさ | RZ-TS105M | RZ-W100EM |
---|---|---|
洗浄部品点数 | 4点 | 3点 |
凹凸が少ないフレーム | ー | ○(搭載) |
汚れが落ちやすいコーティング(抗菌) | ー | フレーム |
抗菌 | ー | フタ操作部、フックボタン |
操作部液晶 | グレー液晶(バックライト無し) | ホワイトLEDバックライト付き大型液晶 |
付属品/寸法・質量/設置などの違い
RZ-TS105MとRZ-W100EMの付属品/寸法・質量/設置などの違いを比較しました。
主な違いは「白米炊飯時消費電力量、外形寸法、質量」です。
RZ-W100EMの白米炊飯時消費電力量はRZ-TS105Mより少なく抑えられています。
外形寸法はRZ-TS105Mのほうが奥行きが約5cm長いですね。
質量はRZ-W100EMのほうが約600g重くなっているようです。
付属品/寸法・質量/設置など | RZ-TS105M | RZ-W100EM |
---|---|---|
付属品 | コンパクトしゃもじ(自立式)、計量カップ | コンパクトしゃもじ(自立式)、計量カップ |
消費電力:炊飯 | 1,400W | 1,400W |
白米炊飯時消費電力量(Wh/回)最小 | エコ炊飯 162Wh | エコ炊飯 153Wh |
白米炊飯時消費電力量(Wh/回)最大 | 不明 | 極上もちもち 187Wh |
外形寸法:幅×奥行×高さ | 23.8×35.3×22.5cm | 24.8×30.2×23.4cm |
ふたを開いたときの高さ | 不明 | 44.7cm |
質量 | 約5.4kg | 約6kg |
省エネ法関連の仕様の違い
RZ-TS105MとRZ-W100EMの省エネ法関連の仕様の違いを比較しました。
主な違いは「年間消費電力量、炊飯時消費電力量、保温時消費電力量」です。
大火力にも関わらずRZ-W100EMの年間消費電力量は少なく抑えられています。
1kWhあたり税込27円として算出した場合、RZ-W100EMの年間電気代は2192.4円となっています。
一方でRZ-TS105Mの年間電気代は2246.4円になります。1年間の電気代の差額は54円というわけですね。
反対に保温時消費電力量はRZ-TS105Mのほうが少なくなっていました。
省エネ法関連の仕様 | RZ-TS105M | RZ-W100EM |
---|---|---|
区分名 | B | B |
省エネ基準達成率 | 不明 | 103% |
年間消費電力量 | 83.2kWh/年 | 81.2kWh/年 |
最大炊飯容量 | 1L | 1L |
炊飯時消費電力量(1回当たり) | 162Wh | 153Wh |
保温時消費電力量(1時間当たり) | 15.6Wh | 16.7Wh |
価格の違い(2023年2月20日現在)
RZ-TS105MとRZ-W100EMの価格の違いを比較しました。
RZ-TS105Mのジャパネット価格は以下となっています。
※下取り後セット価格は2023年4月8日まで。
- 下取りなしセット価格:税込56,980円(送料990円)
- 下取り後セット価格:税込29,980円(送料990円、下取品回収料金900円)
RZ-W100EMの相場は「価格.com」で調査しました。
それによると14店舗の価格帯は税込44,800円~税込63,701円でした。
家電量販店の平均価格は50,000円前後のようですね。