ジャパネットで買える「ケルヒャー 高圧洗浄機 JTKサイレントS 1.600-910.0」と市販品の「K3サイレントベランダ」を比較しました。
K3サイレントは水冷式モーターで洗浄力が高いです。ただし大きく重く水道ホースと蛇口アダプターが付属しません。
※その他の商品は「ジャパネットの高圧洗浄機・スチームクリーナー」の記事一覧をご覧ください。
ジャパネットモデル(JTKサイレントS)と市販モデル(K3サイレントベランダ)の違いを比較しました
市販モデルの「ケルヒャー 高圧洗浄機 K3サイレントベランダ」は2015年8月に発売された商品です。
高圧洗浄機の人気売れ筋ランキングの上位に入ることが多い人気商品ですね。
ジャパネットモデルとの違いが気になる人もいると思うので違いを調べてみましたよ!
外見の違い
JTKサイレントSとK3サイレントベランダの外見の違いを比較しました。
主な違いは「本体寸法、本体質量」です。
見た目は全く違いますね。
JTKサイレントSは横置きでコンパクトです。スピーカーやラジオを想像させるデザインです。
K3サイレントベランダは縦置きで大型です。伸縮ハンドルとタイヤが付いており旅行用のキャリーバッグっぽいと思いました。
全体的にK3サイレントベランダのほうが大きく重いですね。とくに質量は約2倍です(10.3kg)
気軽に持ち運べるのはJTKサイレントSだと思いますよ。
外見 | JTKサイレントS | K3サイレントベランダ |
---|---|---|
発売日 | 2022年2月上旬 | 2015年8月20日 |
品番 | 1.600-910.0 | 1.601-448.0(50Hz) 1.601-449.0(60Hz) |
本体寸法(長さ×幅×高さ) | 480×297×251mm | 331×286×563mm |
本体質量/標準質量(本体+アクセサリー) | 5.3kg/6.4kg | 10.3kg |
電源コードの長さ | 5m | 5m |
仕様の違い
JTKサイレントSとK3サイレントベランダの仕様の違いを比較しました。
主な違いは「モーター、電源、消費電力、常用吐出水量、最大吐出水量、騒音音圧、手動振動値、洗浄剤吸引量、給水ホース内径」です。
モーターはJTKサイレントSが空冷式。K3サイレントベランダは水冷式です。
水冷式はケルヒャーの上位モデル(K3サイレント、K4サイレント、K5サイレント)に採用されており空冷式より静音性と耐久性に優れています。
しかし騒音音圧は大きな違いがないので空冷式も改良されているようですね。
最大の違いは常用吐出水量です。
高圧洗浄機を普通に使った場合、1時間に噴出される水量が「常用吐出水量」となります。
JTKサイレントSは1時間あたり312リットル。K3サイレントベランダは1時間あたり330リットルです。
洗浄力は「吐出圧力×吐出水量」で計算できるので、K3サイレントベランダのほうが速くキレイになるわけですね。
その他の仕様は意外にも大きな違いがありませんでした。
注意したいのは電源(周波数)です。
JTKサイレントSは「50Hz/60Hz共用」ですから日本全国どこでも使えます。
しかしK3サイレントベランダは水冷式のため「東日本/50Hz地域用」と「西日本/60Hz地域用」が別々に販売されています。
周波数が違う商品を買ってしまうと故障の原因になるので注意してくださいね。
仕様 | JTKサイレントS | K3サイレントベランダ |
---|---|---|
モーター | 空冷式 | 水冷式 |
電源 | AC100V 50Hz/60Hz 共用 | AC100V 50Hz/60Hz 別 |
消費電力 | 1,250W | 1,300W |
常用吐出圧力 | 7.5MPa(低圧またはトリガーガンのみの場合は2MPaになります) | 7.5MPa(低圧またはトリガーガンのみの場合は2MPaになります) |
最大許容圧力 | 10MPa | 10MPa |
常用吐出水量 | 312L/h | 330L/h |
最大吐出水量 | 390L/h | 360L/h |
最大給水圧力 | 1.2MPa | 1.2MPa |
給水温度 | 最高40℃ | 最高40℃ |
定格使用時間 | 最大1時間 | 最大1時間 |
防水性能 | IPX5 | IPX5 |
騒音音圧 | 63dB | 62dB(50Hz)/65dB(60Hz) |
手動振動値 | < 2.5m/s² 誤差 0.8m/s² | < 2.5m/s² 誤差 0.3m/s² |
洗浄剤吸引量 | - | 0.23L/min(最大) |
給水ホース内径 | 15mm | - |
高低差(ため水から自吸できる高さ) | 50cm | 50cm |
機能の違い
JTKサイレントSとK3サイレントベランダの機能の違いを比較しました。
基本的な使用方法はどちらも同じです。
- 蛇口と水道ホースを接続する
- 本体に水道ホースを接続する
- 本体に高圧ホースを接続する
- 水道栓を開ける
- 本体の電源プラグをコンセントに差し込む
- 本体のスイッチを入れる
- トリガーガンの安全ロックを解除
- トリガーガンの水圧が安定するまで水を出す
- トリガーガンに好みのノズルを取り付ける
ただし洗浄剤の使用方法が異なっています。
JTKサイレントSは付属品の「フォームノズル」に洗浄剤を入れる方式です。
トリガーガンにフォームノズルを取り付けると洗浄剤が水と混ざって出ます。
K3サイレントベランダは本体の「洗浄タンク」に洗浄剤を入れる方式です。
「バリオスプレーランス」を低圧モードにすると洗浄剤が水と混ざって出ます。
高圧モードにすると普通の水が出るのでノズルを交換する必要がなく便利ですね。
さらに付属品の収納方法も異なります。
JTKサイレントSは本体のアクセサリー収納用ホルダーに「サイクロンジェットノズル、バリオスプレーランス、フォームノズル、トリガーガン、高圧ホース、電源コード」を収納できます。
ただし「ウォッシュブラシ、自吸・水道兼用ホース」は本体に収納できません。
K3サイレントベランダは本体のノズル収納ホルダーに「サイクロンジェットノズル、バリオスプレーランス」、トリガーガンホルダーに「トリガーガン」を収納できます。
ただし「デッキクリーナーPS20、高圧ホース、自吸用ホース、水道ホース、電源コード」は本体に収納できません。
付属品の収納に関してはJTKサイレントSのほうがコンパクトにまとめられますね。
付属品の違い
JTKサイレントSとK3サイレントベランダの付属品の違いを比較しました。
「トリガーガン、バリオスプレーランス、サイクロンジェットノズル、高圧ホース(10m)」は共通していますね。
JTKサイレントSの「ウォッシュブラシ」は低圧で軽い汚れをこすり落とします。
K3サイレントベランダの「デッキクリーナーPS20」は水ハネを防ぎながらベランダやタイルを洗えます。
デッキクリーナーは先端部分が90度回転するので狭い場所でも使いやすいですよ。
最大の違いは水道ホースと蛇口アダプターです。
JTKサイレントSは「自吸・水道兼用ホース3m」と「蛇口アダプター」が付属するので届いたらすぐ使えますよ。
一方、K3サイレントベランダは水道ホースと蛇口アダプターが付属していません。
わざわざ別に購入しなければならないのは不親切ですね…。
ちなみに自吸用ホースは付属するのでバケツなどの「ため水」なら使えますよ。
付属品 | JTKサイレントS | K3サイレントベランダ |
---|---|---|
セット内容 | トリガーガン、高圧ホース(10m)、バリオスプレーランス、サイクロンジェットノズル、ウォッシュブラシ、フォームノズル、自吸・水道兼用ホース3m、本体側カップリング、蛇口アダプター、取扱説明書 | 高圧ホース(10m)、トリガーガン(留め具付き)、バリオスプレーランス、サイクロンジェットノズル、本体側カップリング、自吸用ホース(3m)、デッキクリーナーPS20一式、取扱説明書 |
価格の違い(2022年6月29日現在)
JTKサイレントSとK3サイレントベランダの価格の違いを比較しました。
JTKサイレントSのジャパネット価格は以下となっています。
- 値引き期間終了後価格:税込39,980円(送料990円)
- 値引き後価格:税込22,980円(送料990円)
※値引き後価格は2022年8月20日まで。
K3サイレントベランダの相場は「価格.com」で調査しました。
38店舗の価格帯は税込26,766円~税込36,289円です。
家電量販店の平均価格は28,000円前後のようですね。