ジャパネットクルーズの注意事項をまとめました。船旅の前に知っておきたいポイントです。
初めて参加するクルーズ旅行。いろいろ気になることがありますよね?
そんな疑問点をこのページで解消できればと思います。参考にしてくださいね。
目次
2歳未満の赤ちゃんは乗船できません
ファミリーみんなで楽しみたいジャパネットのクルーズ旅行。
残念ながら2歳未満の赤ちゃんは乗船できません…。
正確な理由は不明ですが、医療などのサポートが不十分ということなのでしょう。
他の船会社だと生後6ヶ月以上なら乗船可能なところもあるので、ジャパネットクルーズは規定がきびしいですね。
乗船日までに2歳以上になっていれば参加できますよ。
でも旅行代金は大人と同じです。子ども料金の設定がないのはちょっと物足りないですね。
ちなみに18歳未満のかたは、親権者の同行と同意書が必須ですので、送られてくる「お伺い書」に記入してくださいね。
部屋の階数や場所は指定できない
ジャパネットクルーズは部屋の階数や場所の指定ができません。
「友だちファミリーと隣同士の客室にして楽しく過ごしたいな」
お気持ちはよーくわかりますが無理みたいですね。
宿泊する部屋の場所はこんな感じだそうです。
- バルコニー付き客室 ⇒ 8~14階
- 一部視界不良客室 ⇒ 8~14階
- バルコニー無し海側客室(窓あり) ⇒ 5階または8階
- バルコニー無し内側客室(窓なし) ⇒ 5階または8~14階
ちなみに部屋の階数と場所は、乗船の約1ヶ月前に届くチケットで確認できるそうですよ。
韓国で下船しなくてもパスポートが必要
ジャパネットクルーズは「海外旅行」の扱いになります(寄港地に韓国の釜山や済州島が含まれるため)
「韓国で下船しなければパスポートはいらないよね?」
そう思った人もいると思います。
でもクルーズ客船にチェックイン(乗船)するときには「パスポートの確認」と「乗船券の確認」が必要です。
なぜかというと、クルーズ客船では寄港地での出国・入国手続きの時間を短縮するために、パスポートの情報を一括で管理しているんです。
韓国で下船せずクルーズ船の中で過ごしたとしても形式上は入国したことになるわけですね。
クルーズ客船から乗り降りする人数は数千人です。1人ずつパスポートを確認…なんてやっていたら日が暮れてしまいますからね。
もしもパスポートを忘れたらどうなるのでしょうか?
答えは…乗船できません笑
その時点で旅行は終わりです。そんなの悲しすぎますよね。
ですので、韓国で下船する・しないに関わらずパスポートは必ず持っていきましょう。
パスポートの有効期限は、外国船の規定により下船日より6ヶ月以上が必要です。
これからパスポートを申請する予定の人は、乗船4ヶ月前までに取得しておいてくださいね。
横浜・大黒ふ頭までの旅費は自腹
ジャパネットクルーズの客船は横浜の大黒ふ頭から出港します。
自宅から横浜までの旅費はジャパネットクルーズの旅行代金には含まれません。
移動手段を自分で手配して旅費を支払う必要があります。
関東地域にお住まいのかたは問題ないでしょう。
それ以外の地域にお住まいの場合は横浜までちょっとした旅行になりますね。
東京から横浜までは意外と距離があるので注意してください。
たとえば羽田空港からJR横浜駅までタクシーだと約1時間。料金は約8,000円です。
電車だと約30分かかります。周辺の駅から大黒ふ頭まで往復無料シャトルバスが運行されるそうですよ。
JR横浜駅から大黒ふ頭までタクシーに乗った場合の所要時間は約30分。料金は約4,000円です。
マイカーで行くこともできますが、近隣の駐車場は数に限りがあるため、早めに手配しておいたほうが良いでしょう。
当然、マイカーの駐車料金も自腹になりますので高額にならないよう気をつけて下さい。
横浜に近い地域にお住まいのかた以外は、乗船するまで大変に感じられるかもしれません。
催行人数の問題もあるのでしょうけれど、可能であれば神戸港または大阪港発着の便も設定してもらえると嬉しいですね。
台風で出港できないときは返金
日本の秋は台風の季節です。とくに9月・10月ごろは台風が連続して上陸しますよね。
もしもジャパネットクルーズの秋出港分を予約して台風が来た場合、旅行はどうなるのでしょうか?
乗船前に、船会社が予定通り航海することができないと判断した場合には、返金対応になるそうです。
乗船中だったときは、安全上の理由で進路を変更する場合があるのだとか。
例えば「寄港予定だった港には入港せず一日中海上を航行する」なんて可能性もあるわけです。
それもまたクルーズ旅行ならではの思いがけない出来事だと思えば、余裕を持って楽しめるかもしれませんよ。
温水洗浄便座は無い
日本人なら必須の温水洗浄便座! 私はこれがないと生活できません笑
でもMSCベリッシマは外国籍のクルーズ客船です。トイレの暖房機能、温水洗浄機能はありません。
これって結構ショック。10日間もウォシュレットなしはキツイです…。
そこでおすすめなのが携帯式のシャワートイレ。
パナソニックのおしり洗浄器「ハンディ・トワレ」が便利です。
お湯(40℃まで)が使えてペットボトルも装着できる優れもの。これでだいぶ環境が改善されますよ。
パナソニック DL-P300-K 携帯用おしり洗浄器 ハンディ・トワレ ブラック DLP300K
冷たい便座が苦手な人は使い捨ての便座カバーを持っていきましょう(100均で売っています)
ついでにトイレットペーパーも日本製のやわらかい商品を持参すると快適に過ごせます♪
洗濯は有料サービスのみ
ジャパネットクルーズは9泊10日の船旅です。途中で着替えが足りなくなって洗濯する機会があるかもしれません。
でも残念ながら日本では一般的なコインランドリーは無いそうです…。
その代わりランドリーサービス(有料)を利用できます。
客室にはランドリーサービス用のランドリーバッグと料金表(兼オーダー表)が置いてあります。
これが結構お高いのですよ!!
料金はクルーズ中1部屋につきセット割引料金で20点まで30ドル(約4,300円)、40点まで50ドル(約7,200円)です。
1点からの利用も可能だそうですが、節約するなら自分で洗っちゃったほうが早いですね。
浴室(シャワー室)には薄手の洗濯物などが干せる物干しロープが付いています。
ハンドタオルとか下着くらいならこれでカバーできるかも?
インターネットは使えなくはないけど微妙
ふと、こんな事を考えてしまいました。
「クルーズ客船の中で海を眺めながら仕事ができたら最高では?」
ゆったりとコーヒーでも飲みながら仕事をして疲れたら海をボーっと眺める…。
想像しただけでも素晴らしいですよね?
でも残念ながらクルーズ客船は海上を航海するため、携帯電話やインターネットは繋がらないそうです。
取引先と電話もできないしメールも送れません。これでは仕事は無理ですね…。
Wi-Fiルーターも地上に近い場所なら電波が届くこともあるそうですが基本的には使えないとのこと。残念です。
ただし船内で有料の無線LANサービスが用意されているので希望者は申し込んで下さい。
「MSCインターネットパッケージ」というサービスらしいです。
でも衛星回線を使用しているため速度は遅いらしいですよ。しかも高い!
「有料無線LANを使ってネットフリックスの韓国ドラマを見まくっちゃおう!」
とても楽しい計画だけどクルーズ船のWi-Fi環境だときびしいですね。
せっかくのクルーズ旅行ですから「デジタル断ち」をして脳をしっかり休ませたほうが良いでしょう笑
船内の医師や看護師は外国の人
「乗船中に体調不良になったらどうしよう…」
10日間の長期旅行ですから誰だって病気や怪我をする可能性がありますよね?
もちろんクルーズ客船には24時間対応している医務室があるので大丈夫です。
でもMSCベリッシマは外国船籍のクルーズ船。乗務員は大半が外国人です。
当然、医務室のお医者さんや看護師さんも外国の人…。
細かい症状の説明とかは、日本語を話せるアシスタントのかたが手伝ってくれるそうですが、ふだん通っている病院のようにはいきません。
旅行に参加する前に少しでも体調に不安があったら勇気を持ってキャンセルする判断も必要でしょう。
ちなみに船内は海外扱いとなるため、日本の保険証は使えません。
そうなると心配なのが高額な医療費です。
海外で盲腸になったら数百万円の医療費を請求された…なんて話を聞きますよね?
目玉が飛び出るような請求が来てびっくりしないように海外旅行障害保険に入っておきましょう。
乗船日の約4ヶ月前に海外旅行保険の資料が届くのでチェックを忘れないでくださいね!
ドレスコード問題
クルーズ旅行で気になるドレスコード問題。
男性はタキシード、女性はイブニングドレスでビシッと決めなければならないのでは?
ふだんユニクロで過ごしている私みたいな人は悩んでしまいますよね笑
でも大丈夫。
メインレストランを利用しなければ、服装は普段着のままで問題ありません。
ドレスコードが指定されているのはメインレストランだけ。
ビュッフェレストランなら指定はありません。
ドレスコードで悩みたくない人は、いつもビュッフェレストランで食事をしましょう。
もちろん日中はカジュアルな服装で問題ありません。
またドレスコード自体も厳密なものではなく「結婚式に参加できるような服装」であれば問題ないようです。
- 男性:ベーシックなスーツ、ブレザーなど(ネクタイはなしでも可)
- 女性:華やかさのあるスーツ、着物、丈の長いワンピースなど
ちなみに着物の着付けができるスタッフは乗船していないため、自分で着られるように準備しておいてくださいね。
観光せず船内で過ごすのもアリ
ジャパネットクルーズには魅力的な寄港地が設定されています。
各地の歴史的建造物を訪ねたり、ご当地グルメに舌鼓を打ったり、オプショナルツアー(有料)に参加したり…けっこう忙しいですね。
でもクルーズ客船には数千人のお客さまが乗船しています。
手際よく手続きを進めたとしても全員が船を降りるまで結構時間がかかることも…。
長いときには着岸後、下船まで2時間ほどかかる場合もあるみたいですよ。
- 体調がすぐれない
- 興味がない寄港地
- 地元(笑)
こんな場合は無理に下船せず船内で1日を過ごしても問題ありません。
他のお客さまがいない静かな船内でゆったり過ごすのも素敵だと思いますよ。
もちろん寄港中でも船内施設を利用できます。
ただし免税店・カジノは営業していません。ギャンブル好きな方は残念でした笑
朝の部屋食サービスは簡単なメニューのみ
ジャパネットクルーズの豪華特典の一つ。朝の部屋食無料サービス。
海を眺めながらバルコニーで朝ごはんを食べられるなんて優雅で素敵ですよね?
ではどんな食事が提供されるかというと…。
メニューは「コンチネンタルブレックファースト(Continental Breakfast)」になります。
食パン、クロワッサン、コーヒー、紅茶、ジュース、シリアル、ヨーグルトなど、火を使わない簡単な料理がほとんどです。
各部屋での準備が大変なので短時間で提供できるよう、このようなメニューになっているのでしょうね。
「朝食は少なめで大丈夫」
そういう人にぴったりの内容だと思いますよ。
私はオムレツ・スクランブルエッグなどの卵料理、ベーコン・ソーセージなどの肉料理、サラダやスープも食べたいけれど部屋食では無理っぽいです。
ちなみにビュッフェレストランには日本米、納豆、味噌汁、焼き魚、漬物などの日本食(和食)が用意されています。
部屋に料理を持ち帰ることもできるので、朝食はビュッフェで調達したほうが手っ取り早いかもしれませんね。