ジャパネットで買える「ハイセンス エアコン Sシリーズ HA-S22E」と前モデル(HA-S22D)の違いを比較しました。
フィルター自動掃除なし。内部クリーン運転、パワフル冷暖を搭載。2022年型は「どっちも解凍洗浄」が室内機と室外機に対応しました。
※その他の商品は「ジャパネットのエアコン」の記事一覧をご覧ください。
目次
2022年型(HA-S22E)と2021年型(HA-S22D)の違いを比較しました
2022年型の「ハイセンス エアコン Sシリーズ HA-S22E」は2022年5月下旬に発売予定です。
一方、2021年型の「ハイセンス エアコン Sシリーズ HA-S22D」は2021年4月に発売された商品です。
どちらもフィルター自動掃除機能なしのリーズナブルなエアコンです。
ほぼ同じ見た目に見えますね。しかし機能が進化しているようなので詳しく調査しましたよ!
【標準設置工事セット】Hisense HA-S22E-W Sシリーズ [エアコン (主に6畳用)]
Hisense ルームエアコン Sシリーズ おもに6畳用【大型商品(設置工事可)】 HA-S22D-W
外見の違い
HA-S22EとHA-S22Dの外見の違いを比較しました。
室内ユニットは以下の部品が一致していました。
- 吸込口
- 前面パネル
- エアーフィルター(2枚)
- 軸
- ルーバー(左右風向板)
- フラップ(上下風向板)
- 表示部
- 電源コード
- プラグ
室内ユニット表示部のランプとボタンも一致しています。
- 運転ランプ
- おやすみランプ
- タイマーランプ
- 内部クリーンランプ
- 運転/停止ボタン
リモコンのボタンは以下の項目が一致していました。
- 自動運転ボタン
- 停止ボタン
- 冷房運転ボタン
- 暖房運転ボタン
- 除湿運転ボタン
- 送風運転ボタン
- 温度設定ボタン
- 風量設定ボタン
- 上下風向調節ボタン
- 左右風向調節ボタン
- おやすみ運転ボタン
- 内部クリーン運転ボタン
- タイマー入ボタン
- タイマー切ボタン
- タイマー取消ボタン
ただし2022年型のHA-S22Eは「ECO運転ボタン」が「解凍洗浄ボタン」に変更されました。
従来のECO運転は「おやすみボタン」の長押しで設定できるようになっています。
仕様の違い
HA-S22EとHA-S22Dの仕様の違いを比較しました。
結論を書くと2022年型も2021年型も同じで違いは見られませんでした。
冷暖房能力、消費電力、運転音、外形寸法、製品質量、付属品も共通です。
形式 | 室内機:HA-S22E-W 室外機:HC-S22E | 室内機:HA-S22D-W 室外機:HC-S22D |
---|---|---|
種類 | 冷房・暖房兼用レパレート形(インバーター) | 冷房・暖房兼用レパレート形(インバーター) |
電源 | 単相100V 50/60Hz | 単相100V 50/60Hz |
冷房能力 | 2.2kW(0.6~3.0kW) | 2.2kW(0.6~3.0kW) |
冷房面積の目安 | 鉄筋アパート南向き洋室:15㎡ 木造南向き和室:10㎡ | 鉄筋アパート南向き洋室:15㎡ 木造南向き和室:10㎡ |
冷房の運転電流 | 7.2A(最大12.0A) | 7.2A(最大12.0A) |
冷房の消費電力 | 530W(120~890W) | 530W(120~890W) |
冷房の電気特性力率 | 74% | 74% |
冷房の運転音 | 室内:57dB 室外:57dB | 室内:57dB 室外:57dB |
暖房能力 | 2.2kW(0.6~3.9kW) | 2.2kW(0.6~3.9kW) |
暖房面積の目安 | 鉄筋アパート南向き洋室:11㎡ 木造南向き和室:9㎡ | 鉄筋アパート南向き洋室:11㎡ 木造南向き和室:9㎡ |
暖房の運転電流 | 5.6A(最大14.0A) | 5.6A(最大14.0A) |
暖房の消費電力 | 430W(130~1,150W) | 430W(130~1,150W) |
暖房の電気特性力率 | 77% | 77% |
低温暖房能力 | 2.8kW | 2.8kW |
低温暖房消費電力 | 980W | 980W |
暖房の運転音 | 室内:57dB 室外:57dB | 室内:57dB 室外:57dB |
圧縮機出力 | 712W | 712W |
送風機出力 | 室内:21W 室外:30W | 室内:21W 室外:30W |
始動電流 | 7.16A | 7.16A |
電源プラグ容量 | 15A | 15A |
接続芯数 | 3 | 3 |
接続配管径 | 液側:6.35mm ガス側:9.52mm | 液側:6.35mm ガス側:9.52mm |
消費電力量 | 冷房時期間合計:206kWh 暖房時期間合計:506kWh 期間合計:712kWh | 冷房時期間合計:206kWh 暖房時期間合計:506kWh 期間合計:712kWh |
通年エネルギー消費効率(APF) | 5.8 | 5.8 |
冷媒 | 種類:R32 封入量:0.55kg 地球温暖化係数(GWP):675 | 種類:R32 封入量:0.55kg 地球温暖化係数(GWP):675 |
外形寸法 | 室内機:高さ282×幅780×奥行236mm 室外機:高さ530×幅660(+92)×奥行275(+50)mm | 室内機:高さ282×幅780×奥行236mm 室外機:高さ530×幅660(+92)×奥行275(+50)mm |
製品質量 | 室内機:8.5kg 室外機:22.0kg | 室内機:8.5kg 室外機:22.0kg |
付属品 | 据付板、据付板取付ねじ(M4×25L)×5本、ワイヤレスリモコン、単四形乾電池×2本、取扱説明書(保証書)、据付説明書、ドレンプラグ | 据付板、据付板取付ねじ(M4×25L)×5本、ワイヤレスリモコン、単四形乾電池×2本、取扱説明書(保証書)、据付説明書、ドレンプラグ |
機能の違い
HA-S22EとHA-S22Dの機能の違いを比較しました。
以下の機能は2022年型も2021年型も共通で一致しています。
- 内部クリーン運転(エアコン内部を乾燥させてカビやニオイを抑制)
- パワフル冷暖(最大パワーで素早く快適な温度に。6段階の風量調節が可能)
- 自動立体気流スイング(上下左右に自動スイングして立体気流を生み出す)
- 大型ファンによる静音運転(大型設計のファンで回転数を落としても風量はそのまま)
- 0.5℃単位で温度設定が可能(冷房・暖房ボタンで運転した場合)
- 入/切タイマー(1時間単位で両方の同時設定が可能)
- 快適なおやすみモード(極端な温度変化を抑えて快適な睡眠環境を整える)
- 消費電力を抑えたECOモード(冷房は24℃以上で風量弱め、暖房は25℃以下で風量弱めに設定)
- バックライト&蓄光ボタンリモコン(大きな文字・液晶・ボタンを採用し暗闇でも操作しやすい)
さらにHA-S22Eは「解凍洗浄」が「どっちも解凍洗浄」に進化しています。
解凍洗浄とは、熱交換器を-19℃に冷やして周囲の水分を付着させて凍らせた後に、一気に溶かして汚れを洗い流す機能です。
前モデルの解凍洗浄はエアコン室内機の熱交換器だけに対応しており室外機は対象外でした。
しかしHA-S22Eの「どっちも解凍洗浄」は室内機と室外機の両方に対応しています!
エアコンの室外機は屋外に設置するのでお手入れしにくいですよね。
でもHA-S22Eならリモコンの「解凍洗浄ボタン」を押すだけでカビや臭い、油汚れ、ホコリまで、しっかり洗浄できますよ。
※「どっちも解凍洗浄」の紹介動画です(メーカー公式)↓
対応する畳数の違い
ハイセンスのエアコン「Sシリーズ」の2022年型と2021年型の対応する畳数の違いを比較しました。
2022年型「Sシリーズ」のラインナップは以下となっています。
- HA-S22E-W(主に6畳)
- HA-S25E-W(主に8畳)
- HA-S28E-W(主に10畳)
- HA-S40E2-W(主に14畳)
2021年型「Sシリーズ」のラインナップは以下となっています。
- HA-S22D-W(主に6畳)
- HA-S25D-W(主に8畳)
- HA-S28D-W(主に10畳)
- HA-S40D2-W(主に14畳)
両方とも4種類の型番が用意されています。違いはありませんね。
価格の違い(2022年6月1日現在)
HA-S22EとHA-S22Dの価格の違いを比較しました。
HA-S22Eのジャパネット価格は以下となっています。
- ジャパネット通常価格:税込69,800円(送料3,960円)
- 値引き後価格:税込59,800円(送料3,960円、標準取付工事費無料)
※古いエアコンの取り外しと引き取りを希望する場合は別料金が発生します(取り外し料金4,950円+リサイクル・収集運搬料金2,640円~)
HA-S22Dの相場は「価格.com」で調査しました。
7店舗の価格帯は税込36,800円~税込40,700円でした。平均価格は39,000円前後のようですね。
ビックカメラ、ヨドバシカメラ、ヤマダデンキなどを調べたのですがハイセンスのエアコンを販売していませんでした…。
大手家電量販店でハイセンスのエアコンを取り扱っているところは少ないみたいです。
まとめ(HA-S22Eは室外機も解凍洗浄に対応!)
最後にHA-S22EとHA-S22D違いを比較した結果をまとめますね。
それぞれの主な違いは以下となっています。
- HA-S22Eは「解凍洗浄(室内機のみ)」が「どっちも解凍洗浄(室外機・室外機)」に進化。
- HA-S22Eはリモコンの「ECO運転ボタン」が「解凍洗浄ボタン」に変更。
その他の機能・性能は基本的にどちらも同じで違いはありませんでした。
2022年型(HA-S22E)の市場予想価格は税込55,000円前後だそうです(工事費は別)
ジャパネット価格は予想価格より少し高いですね…。
とはいえ標準取付工事費が無料であることを考慮すると妥当な値段だと思います。
ジャパネット「夏のエアコン祭り」の最安値エアコンですから人気が出そうですね。
ちなみにジャパネットではエアコン以外にも、ハイセンスの液晶テレビや有機ELテレビ、シアターサウンドシステムなどを販売しています。
初めて名前を知った方もおられると思いますが、ハイセンスは中国の家電メーカーです。
日本でエアコンを販売し始めたのは2019年2月からです。
日本上陸から約3年しか経っていないので、これからブランドが浸透していくのでしょうね。