こんにちは!ジャパネットファンのJAPAOです。
今回は、2025年9月に発売されたジャパネットオリジナルモデルの掃除機「日立 ラクかるパワーブーストサイクロン PV-BHL6000J」について、実際に使って感じたメリットとデメリットを本音でレビューします。
この掃除機は、旧モデルから大幅な進化を遂げた部分と、惜しくも改善されなかった部分があります。注文するときの参考にしてくださいね。
目次
✨ 日立 PV-BHL6000Jの長所・メリット
まずは、PV-BHL6000Jの注目すべき長所からご紹介します。
1. 驚くほど軽いボディで掃除が楽に!
PV-BHL6000Jの最大の特徴は、その軽さです。
- スティック時で約1.3kg。
- ハンディ時では約0.8kg。
他社にはさらに軽量なモデルもありますが、軽量化を追求しすぎるとモーターやヘッドの性能が劣る場合があるため、このくらいの重さが性能と使いやすさのバランスが取れていてちょうど良いと私は思います。軽いため、部屋から部屋への移動や、階段の掃除も苦になりません。
2. 吸引力が確実に向上!パワフルな掃除が可能に
ハイパワーファンモーターの採用により、空気を吸い込む力が旧モデルから約20%向上しています。さらに「パワフルスマートヘッドplus」との組み合わせで、PV-BHL6000Jは吸引力が大きく改善されました。
- 自動モードの挙動も改善され、不自然さを感じることがなくなりました。
- さすがにダイソンほどではありませんが、日常の掃除で十分に活躍できるレベルになったと感じています。
3. LEDライトでゴミがよく見える!
ヘッドに内蔵された合計15個のLEDライト(前方13個、左1個、右1個)が3方向を照らします。
- このLEDライトのおかげで、床の細かいゴミが浮き上がり、非常によく見えるようになり、思わず掃除したくなりますよ。
- また、延長パイプの先端にもライトが内蔵されているため、付属品を使う際も手元が明るく、使いやすくなっています。
4. バッテリーが着脱式に進化!長く使い続けられる仕様
旧モデルのPV-BHL5000Jはバッテリーが固定式だったので、寿命が来たらメーカーに依頼しないと交換できませんでした。しかし、PV-BHL6000Jでは着脱式バッテリーが採用されています。
- 別売りのバッテリーを購入すれば、自分で簡単に取り替えられるため、長く愛用したい方にとって大きなメリットとなります。
- 消耗品であるバッテリーの交換が容易になったことは、旧モデルからの最も大きな進化点の一つと言えるでしょう。
5. 別売りのミニパワーヘッドが布製品の掃除に便利
別売りのツールとして「ミニパワーヘッド D-DP40」が用意されています。これはモーター駆動の回転ブラシを搭載しており、布団やソファーなどの布製品の掃除に非常に便利です。
- 特に、髪の毛や糸くずのように布に張り付いて取りにくいゴミに便利ですよ。
- 値段は単品購入の場合、税込8,980円ですが、本体と同時購入で税込6,980円になります(2025年12月27日まで)。

🗂️ PV-BHL6000Jはどこが進化した?旧モデルPV-BHL5000Jとの主要スペック比較
ここまでに見てきたように、PV-BHL6000Jは旧モデルからいくつかの大きな進化を遂げています。特に、吸引力の向上とバッテリーの着脱式化は、ユーザーにとって非常に大きなメリットです。
しかし、進化だけでなく、実は「ここは旧モデルの方が良かった」という仕様変更もあります。
PV-BHL6000Jへの買い替えを検討している方のために、主要なスペックと変更点を以下の表でまとめて比較してみましょう。
| 項目 | PV-BHL6000J | PV-BHL5000J | 変更点 |
|---|---|---|---|
| バッテリー | 着脱式 | 固定式 | 最大の進化。ユーザー自身で交換可能に。 |
| 吸引力 | 約20%向上 | 旧モデルから向上 | ハイパワーファンモーターで大幅強化。 |
| パワーヘッド | パワフルスマートヘッドplus | パワフルスマートヘッドplus | 変更なし。 |
| 集じん方式 | サイクロン式 | サイクロン式 | 変更なし。 |
| 集じん容積 | 0.15 L | 0.15 L | 変更なし。頻繁なゴミ捨てが必要。 |
| 運転時間(標準・PH使用時) | 約30分 | 約30分 | 変更なし。広範囲の掃除には注意が必要。 |
| 充電時間 | 約2時間 | 約2時間 | 変更なし。短時間で満充電が可能。 |
| 延長パイプの長さ | 約51.5cm | 約57.5cm | 6cm短縮。背の高い人は注意。 |
| ダストカップの着脱 | ツメが1個で取り付けにくい | ツメが2個で使いやすかった | 退化ポイント。次期モデルでの改善に期待。 |
この表からわかるように、PV-BHL6000Jへの進化は、吸引力の向上とバッテリーの着脱式化に集約されています。集じん容積や標準モードでの連続運転時間、充電時間は旧モデルと変わりませんでしたが、使い勝手や性能の核となる部分が大きく改善されていると言えるでしょう。
しかし、一方で延長パイプの短縮やダストカップの仕様変更など、「退化」してしまった点もあります。ここからは、このPV-BHL6000Jの短所について、詳しく掘り下げていきます。

😥 日立 PV-BHL6000Jの短所・デメリット
1. フィルター掃除の手間が面倒
PV-BHL6000Jは、ゴミと空気を分離する仕組みをフィルターに頼っている部分があります。
- 使い続けると徐々にフィルターが汚れて吸引力が低下するため、内筒フィルター、クリーンフィルター、スポンジフィルターを水洗いしてお手入れする必要があります。
- 正直なところ、ホコリだらけのフィルターを洗う作業はあまり楽しい作業ではありません。なるべくフィルターが汚れないようにしてお手入れの手間がかからないよう、改善してほしいと思いました。
2. ダストカップを取り付けにくい
PV-BHL6000Jのダストカップは、取り付け部分のツメが2個から1個に減ってしまった点も気になりました。
- そのせいか、ダストカップをしっかりセットしないと確実に取り付けられなくなった気がします。
- この部分に関しては、旧モデルのPV-BHL5000Jのほうが使いやすく感じました。ダストカップの取り付け方法が次のモデルで改良されることを期待しています。
3. 付属ツールが少ない
PV-BHL6000Jに付属するツールは「2WAYすき間ブラシ」しかありません。
- これだけだと様々な場所を掃除するうえで正直物足りないです。
- 幸い、旧モデルのツールには互換性があるので、別売りのホウキブラシやスマートホースなどが使えますよ。定価だと高いけどフリマアプリで安く売っているので探してみてくださいね。
- 布団掃除に使いたい人は別売り品の「ミニパワーヘッド D-DP40」もおすすめです!
4. 旧モデルの充電スタンドとの互換性がない
本体のサイズが変更になったので、PV-BHL6000Jは旧モデルの充電スタンドとは互換性がありません。
- PV-BHL5000Jより前の旧モデルのスタンドを持っている人が、PV-BHL6000Jの本体だけを買ってセットすることはできません。
- 本体の仕様が変わったので仕方ないのかもしれませんが、旧モデルのスタンドをそのまま使用できないのは買い替えた人には不便だと感じました。
5. 背が高い人には延長パイプが短い
PV-BHL6000Jは延長パイプが旧モデルより短くなりました。
- 旧モデルPV-BHL5000Jの延長パイプが約57.5cmだったのに対し、PV-BHL6000Jは約51.5cmと、6cmも短くなっています。
- おそらく小柄な女性に合わせて短くしたのでしょうけれど、身長が170cm以上の人は腰をかがめる姿勢になり使いにくいと思います。たとえば「伸縮式で長さを調節できる延長パイプ」になれば解決できるかもしれませんね。

💡 まとめ:PV-BHL6000Jを買うべきか?
PV-BHL6000Jは、着脱式バッテリーや吸引力の向上など、旧モデルから確実に進化を遂げたコードレスクリーナーです。特にバッテリーの交換が自分でできるようになったのは、長く使う上で大きな進化だと思います。
吸引力が落ちるとホコリで汚れたフィルターを洗う必要がある点や、ダストカップの取り付け方法がいまいちしっかり固定できず疑問に感じた点は不満ですが、約1.3kgという軽さ、LEDライトによるゴミの見やすさ、そして約2時間という充電時間の速さなど、日常使いでのメリットは非常に大きいです。
部屋の隅に充電スタンドを置いて汚れが気になったらサッと使う使い方にはとても便利な一台です。下取りなしだと値段が高いので、セール期間を利用して4万円以下で購入することをおすすめします。
以上でPV-BHL6000Jの長所と短所の紹介を終わります。
