ジャパネットで買える「三菱 ルームエアコン 霧ヶ峰 LTシリーズ MSZ-LT2222」と前モデル(AHシリーズ MSZ-AH2220)の違いを比較しました。
2022年型は空気浄化機能「ヘルスエアー機能」を搭載。室外機の外装塗装部品が耐塩害仕様になりました。
※その他の商品は「ジャパネットのエアコン」の記事一覧をご覧ください。
目次
2022年型(MSZ-LT2222)と2020年型(MSZ-AH2220)の違いを比較しました
2022年型の「三菱 ルームエアコン 霧ヶ峰 LTシリーズ MSZ-LT2222-W-IN」は2022年4月22日に発売された商品です。
一方、2020年型の「三菱 ルームエアコン 霧ヶ峰 AHシリーズ MSZ-AH2220-W-IN」は2020年3月27日に発売された商品です。
なぜか2021年型は発売されなかったので2020年型の後継機種は2022年型となっています。
1年間のブランクが機能・性能の進化に影響しているか気になったので調べてみましたよ!
外見の違い
MSZ-LT2222とMSZ-AH2220の外見の違いを比較しました。
エアコン室内機の外側は以下の部品が共通していました。
- 吸込口
- 前面パネル
- 温度センサー
- 「応急運転」スイッチ
- 「おそうじリセット」スイッチ
- リモコン受信部
- 吹出口
- 上下風向フラップ
- 左右風向フラップ
- 電源プラグ
さらに2022年型のMSZ-LT2222には「ヘルスエアー機能」ユニットが追加されています。
本体表示部の内容は以下の項目が一致していました。
- お手入れランプ(白)
- クリーンランプ(白)
- 運転ランプ(白)
- ムーブアイ(センサー)
ただし2022年型のMSZ-LT2222は「人感エリアランプ(白)」が廃止されています。
付属のリモコンは以下のボタンが一致していました。
- 冷房ボタン
- 暖房ボタン
- 除湿ボタン
- 除湿調節ボタン
- 温度ボタン(蓄光ボタン)
- 停止ボタン
- かんたん切タイマーボタン(蓄光ボタン)
- ハイブリッド節電ボタン
- あて/よけボタン
- ムラなしボタン
- 風速ボタン
- 風左右ボタン
- ハイパワーボタン
- 自然風ボタン
- 上下左ボタン
- 上下右ボタン
- ねむりボタン
- 入タイマーボタン
- ▲▼ボタン
- 確定ボタン
- 不在ボタン
- 切タイマーボタン
- 取消ボタン
- お掃除ボタン
- 内部クリーンボタン
- 体感ボタン
- ピークカットボタン
- 時計合わせ/リセットボタン
ただし2022年型のMSZ-LT2222は「送風ボタン」が「空清ボタン」に変更されていました。
空気清浄運転「ヘルスエアー機能」の搭載による変更が見られますね。
仕様の違い
MSZ-LT2222とMSZ-AH2220の仕様の違いを比較しました。
主な違いは「室内機の質量」です。
MSZ-LT2222の室内機は13kg。MSZ-AH2220の室内機は12kgでした。
約1kgの増加は「ヘルスエアー機能」ユニットの搭載が影響していると思います。
その他の冷暖房の能力、消費電力、運転音、付属品は共通で違いは見られませんでした。
形名 | MSZ-LT2222-W(ピュアホワイト) | MSZ-AH2220-W(ピュアホワイト) |
---|---|---|
種類 | 冷房・暖房兼用セパレート形(インバーター) | 冷房・暖房兼用セパレート形(インバーター) |
冷房の電源 | 単相100V | 単相100V |
冷房の能力 | 2.2kW | 2.2kW |
冷房の消費電力 | 655W | 655W |
冷房の運転電流 | 7.27A | 7.27A |
冷房の運転音 | 室内機:60dB 室外機:59dB | 室内機:60dB 室外機:59dB |
冷房の面積の目安 | 鉄筋アパート南向洋室:15㎡ 木造南向和室:10㎡ | 鉄筋アパート南向洋室:15㎡ 木造南向和室:10㎡ |
暖房の能力 | 標準:2.2kW 低温:2.8kW | 標準:2.2kW 低温:2.8kW |
暖房の消費電力 | 標準:470W 低温:1,160W | 標準:470W 低温:1,160W |
暖房の運転電流(最大) | 5.22A(15.0A) | 5.22A(15.0A) |
暖房の運転音 | 室内機:60dB 室外機:59dB | 室内機:60dB 室外機:59dB |
暖房の面積の目安 | 鉄筋アパート南向洋室:10㎡ 木造南向和室:8㎡ | 鉄筋アパート南向洋室:10㎡ 木造南向和室:8㎡ |
通年エネルギー消費効率 | 5.8 | 5.8 |
通年エネルギー消費効率(JIS C 9612:2005) | 5.8 | 5.8 |
通年エネルギー消費効率(区分) | A | A |
質量 | 室内機:13kg 室外機:19kg | 室内機:12kg 室外機:19kg |
外形寸法 | 室内機:高さ250×幅799×奥行310(315)mm 室外機:高さ453×幅679(+55)×奥行249mm ※室内機の()内は据付板を付けたときの寸法。 ※室外機の()内はサービスパネルの寸法。 | 室内機:高さ250×幅799×奥行310(315)mm 室外機:高さ453×幅679(+55)×奥行249mm ※室内機の()内は据付板を付けたときの寸法。 ※室外機の()内はサービスパネルの寸法。 |
付属品 | リモコン、単4形アルカリ乾電池×2本、取扱説明書 | リモコン、単4形アルカリ乾電池×2本、取扱説明書 |
機能の違い
MSZ-LT2222とMSZ-AH2220の機能の違いを比較しました。
以下の機能は共通で違いは見られませんでした。
- ムーブアイ(赤外線センサー)
- ハイブリッド運転
- ビッグWフラップ(2か所同時空調)
- 「自然風」機能
- フィルターおそうじメカ
- はずせるボディ
- よごれんボディ(ファン・熱交換器)
- 内部クリーン(脱臭後に内部乾燥運転)
- 室内機の高さ250mm
さらにMSZ-LT2222は以下の新機能を搭載しています。
- ヘルスエアー機能
- 耐塩害仕様の室外機
「ヘルスエアー機能」は、空気中に浮遊するホコリ(PM2.5)やウイルス・菌・カビ菌・花粉を取り除いて空気をきれいに保つ機能です。
エアコン内部のヘルスエアーユニットを通る有害物質を高電圧で抑制します。
冷房・暖房・除湿運転中にリモコンの「空清」ボタンを押すと空気清浄運転を行います。
もちろんヘルスエアー機能だけの単独運転(送風運転)も可能ですよ。
「耐塩害仕様の室外機」は、三菱電機のエアコン2022年モデル全機種で採用されています。
室外機の外装塗装部品がJRA(日本冷凍空調工業会)の耐塩害仕様に準拠しています。
前モデルの室外機は塩害対策(さび)がされていなかったので嬉しい進化ですね。
対応する畳数の違い
2022年型「LTシリーズ」と2020年型「AHシリーズ」の対応する畳数の違いを比較しました。
2022年型「LTシリーズ」のラインナップは以下となっています。
- MSZ-LT2222-W-IN(主に6畳)
- MSZ-LT2522-W-IN(主に8畳)
- MSZ-LT2822-W-IN(主に10畳)
- MSZ-LT4022S-W-IN(主に14畳)
- MSZ-LT5622S-W-IN(主に18畳)
- MSZ-LT6322S-W-IN(主に20畳)
- MSZ-LT7122S-W-IN(主に23畳)
2020年型「AHシリーズ」のラインナップは以下となっています。
- MSZ-AH2220-W-IN(主に6畳)
- MSZ-AH2520-W-IN(主に8畳)
- MSZ-AH2820-W-IN(主に10畳)
- MSZ-AH4020S-W-IN(主に14畳)
- MSZ-AH5620S-W-IN(主に18畳)
2022年型「LTシリーズ」には20畳用(MSZ-LT6322S)と23畳用(MSZ-LT7122S)が追加されていますね。
18畳以上の広い部屋にも対応できる型番が増えたのはユーザーにとって大きなメリットだと思います。
価格の違い(2022年5月23日現在)
MSZ-LT2222とMSZ-AH2220の価格の違いを比較しました。
MSZ-LT2222のジャパネット価格は以下となっています。
- 下取りなし価格:税込134,800円(送料3,960円、設置工事費無料)
- 下取り後価格:税込104,800円(送料3,960円、設置工事費無料)
※古いエアコンの下取りサービスを利用する場合は、別途リサイクル・収集運搬料(目安:税込2,640円~)がかかります。
MSZ-AH2220のジャパネット価格は以下となっています。
- 下取りなし価格:税込99,800円(送料3,960円)
- 下取り後価格:税込89,800円(送料3,960円)
※古いエアコンの下取りサービスを利用する場合は、別途リサイクル・収集運搬料(目安:税込2,640円~)がかかります。
※設置・取付を希望する場合はサービス費用として税込13,200円がかかります。
まとめ(MSZ-LT2222は空気浄化機能を搭載!)
最後にMSZ-LT2222とMSZ-AH2220の違いを比較した結果をまとめますね。
それぞれの主な違いは以下となっています。
- 室内機表示部の人感エリアランプが廃止
- リモコンの送風ボタンが空清ボタンに変更
- 室内機の質量が12kgから13kgに増加
- ヘルスエアー機能(空気浄化機能)
- 室外機の外装塗装部品が耐塩害仕様
- 20畳用(MSZ-LT6322S-W-IN)と23畳用(MSZ-LT7122S-W-IN)が追加
意外と変更点が多いですね。
最大の注目ポイントは何と言っても「ヘルスエアー機能」の搭載です。
過去にジャパネットで販売された三菱エアコンは空気浄化機能がなかったので他社のエアコンとくらべると見劣りしていたんですよ…。
しかしヘルスエアー機能の搭載により、ライバル製品と比べても引けを取らない存在になりました。
ただしエアコンとしての基本性能は前モデルのMSZ-AH2220と同じです。
既に空気清浄機を別に持っているのであれば、あえて型落ち品のMSZ-AH2220を安く購入するのも賢い選択かもしれませんね。
ちなみに前モデルはジャパネット以外のお店(コメリなど)でも買える「販売ルート限定モデル」だったのですが、2022年型のMSZ-LT2222はジャパネットオリジナルモデルになっています。